キオビエダシャクにご注意ください!
更新日:2024年08月06日
近年、本来県内に生息していなかった「キオビエダシャク」という害虫による樹木(イヌマキ、ラカンマキ、ナギ等)への被害が急増しています。
今後もさらなる被害拡大が懸念されますので、ご自宅の庭等にイヌマキ等がある方は十分注意してください。
被害樹種

イヌマキ(ヒトツバ)、ナギ、ラカンマキ
※特に風防に適しているので、生垣として使われることが多い樹です。
キオビエダシャクとは
成虫は全体的に濃い紺色で、羽に黄色の帯がある体長2cm・開長5cm程度の蛾です。
幼虫は体長5cm程度のシャクトリムシで、頭、尻及び側面がオレンジ色、ほかの部分は灰色と黒色のまだら模様をしています。
元々はインドからマレー半島あたりに生息していましたが、平成12年以降、南九州(鹿児島県、宮崎県)で見られるようになりました。
幼虫のみがイヌマキ、ラカンマキ、ナギ等のマキ科の樹木の葉を食害し、激しい場合には枯死する場合もあります。


駆除の方法
1 薬剤散布(登録薬剤:トレボン乳剤、ロックオン)による駆除
幼虫が発生している対象樹木に対して、薬剤をまんべんなく噴霧します。
薬剤名 | 希釈倍率 |
販売取扱 |
---|---|---|
トレボン乳剤 | 4,000倍 | 農薬取扱店(園芸専門店、ホームセンター等) |
ロックオン | 1,000倍 | 宮崎県森林組合連合会 |
2 幼虫の駆除
木を揺すって落ちてきた幼虫を捕殺します。
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