町長就任あいさつ

更新日:2022年05月30日

この度、令和4年5月29日付、第18代五ヶ瀬町長に就任いたしました。町政発展のため、五ヶ瀬町を築きあげてこられた諸先輩方のまちづくりへの思いをしっかりと受け継ぎ、全身全霊で取り組んでまいります。

 

さて、新型コロナウイルスの影響で、これまで普通に続けてきた暮らしや生活の見直しを迫られ、新たな生活様式への転換を余儀なくされましたが、この機会をより豊かな暮らしの実現に向けた足掛かりとすべき「チェンジのとき」かもしれないと感じています。

本町の人口は、将来にわたって減り続ける予測です。様々な問題を招く人口減少の速度を緩やかにして、人口が減少しても、安全・安心で、心豊かな暮らしを実現するために、限られた財源の中で未来志向の町政運営を、皆さんと一緒に考え進めていきたいと考えています。第6次五ヶ瀬町総合計画と整合を図りつつ、4つの柱で持続可能なまちづくりを目指します。

以下の4つの柱を一つひとつ実現可能なものにしていくには、町民の皆さま方のご理解とご協力がなければ、一歩も前へ進めることはできません。皆さまの声に耳を傾けながら、誠心誠意、丁寧な説明をさせていただき、ゆるぎない信念をもって決断してまいる所存です。

心を一つにして共に「明日の五ヶ瀬町のために」新たな道のりを歩んで頂きますようお願いいたします。

4つの柱

人口減少対策

地域に人が残るための施策です。住宅整備や子育て支援、情報発信などの足りない部分を補強し、総合的な取り組みとして成果を出します。これまで以上に町民の方々と一緒に進めていくことが重要だと考えます。

暮らしを支えるまちづくり

安心して暮らしていくための対策です。高齢者の方々の社会参加による生きがいづくり、買い物困難者への買い物支援など、日常生活上の課題解決を図ります。また、町全体の防災・減災力を高め、町民、関係者の意識の高揚と連携強化にも努めます。西臼杵地域公立病院の統合再編も計画通り進め、医療の確保に努めます。

魅力と活力あるまちづくり

各産業を通して、若い世代がいろんなことにチャレンジすることを支援して、活気を生み出したいと考えます。町の主産業である農林業の活性化が町の活性化に大きく関係するので、一層の支援が必要です。第三セクターは、雇用と経済を回す大切な職場です。現状の経営の課題を分析し、抜本的な経営のあり方を模索します。

財政の健全化

公共施設等のメンテナンスや、社会保障費の増加が避けられない中、中長期の財政の見通しを立て、安定した行政経営の確立を目指していかなければなりません。公共施設等については方向性を検討し、未来の子どもたちのために将来負担の平準化と軽減を図ります。質の高い行政サービスを提供するため、職員一人ひとりの意識改革により役場の組織力を向上させるとともに、町民の皆さまの声に耳を傾ける姿勢を基本とし、開かれた行政運営を行います。