令和6年町長新春挨拶

更新日:2024年01月23日

新年明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

昨年を振り返りますと、コロナウイルスも一段落し、駅伝など町のイベントの復活、各地区での行事やイベントの再開など、確実にコロナ禍以前の日常に戻りつつあることを実感できる一年でした。

九州中央自動車道については五ヶ瀬町内すべての区間が着工し、熊本側では2月11日に山都通潤橋インターチェンジまで延伸してまいります。

今後は、確実に人流も物流も変わり、九州の中央にある地の利を生かす時代が必ずやって来ます。みんなで知恵を絞り準備を進めなければなりません。五ヶ瀬町はまだまだやれること、やれる素質がたくさんあると思います。

一方、終わりの見えない戦争によって世界中が混迷し、物価高騰などの形で、わたしたちの生活にも大きな影響を及ぼしています。

昨年町では、さまざまな物価高騰対策に取り組みましたが、まだまだ状況改善には至っておらず、特に基幹産業の農林業が衰退すれば、町の持続的な発展に影響します。引き続き関係機関、団体と連携しながら対応してまいります。

今年は、一昨年の台風14号災害からの復旧・復興が第一の仕事であります。道路、農地、農業用施設などの復旧と合わせ、2シーズン営業を断念したスキー場へのアクセス道の確保を急ぎ、今年こそたくさんのお客様に来場いただくよう努めてまいります。

町の宝である子どもたちが一人でも多く生まれ、健やかに育つよう、結婚から妊娠・出産・子育てに至るまで切れ目なく支援するとともに、未来を担う人材として成長できるよう、学校教育環境などの充実も図ってまいります。

また、4月には西臼杵郡内3公立病院が統合合併し、それぞれが入院機能を分担し合うなどして、地域医療体制の充実を図ってまいります。

住宅整備については、昨年23年ぶりに新たな住宅建設を行いました。引き続き整備を進めてまいります。

ふるさと納税につきましては、昨年はこれまでの10倍と大きく実績を伸ばすことができました。貴重な一般財源確保として引き続き取り組みを進めます。

さらに効果的な情報発信など、さまざまな手法を活用して町の魅力を発掘・創造し積極的に伝えることで、IUターンや関係人口、交流人口の増加に努めてまいります。

そして、「人」を大切にし、「人」を育てるまちづくりを「みんな」で進め、町民一人ひとりが、将来に夢と希望を持ち、生きがいに満ちた人生を送ることができる町を目指すとともに、今年の干支「辰年」にちなみ、登り龍の如く、力強く飛躍できるよう、町民の皆さまと幅広く政策を実行してまいります。皆様には引き続き、町政へのご理解とご協力をお願いいたします。

結びに、皆様にとって、健康で喜びに満ちた一年となりますことを心から祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。