令和6年仕事始め式あいさつ

更新日:2024年01月23日

新年、明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

まずは、1日に発生した、能登半島地震において被災された皆様にお見舞いと懸命に災害対応をされている関係者の皆様に敬意を表したいと存じます。

五ヶ瀬町においても今年も、災害からの復興を第一に、今やるべき様々な施策を実施し、今後を見据え必要な準備を本格的に進めてまいります。

これからの予算編成において、具体的な予算付けを検討して行きますが、最大の課題であります人口減少問題に、あらゆる政策を総動員して立ち向かう、まずは歯止めをかける、たとえ減少することはやむを得ないとしても、減少スピードを緩やかにすること、人口が減ってもこの町で暮らしていける仕組みづくりを目標にやって行かなければなりません。
そのことを、皆で真剣に考え共通認識をもって、それぞれの業務において取り組むことが重要だと考えます。

昨年もお話ししましたが、町づくりの為に是非心構えとして常に念頭においてほしい事をお話しします。

一つは、外へ出よう、町へ、現場へ出ようということです。

役場の中にいるだけでは見えないものがたくさんあって、そのことがとても重要であることが多いということです。

国や県からの指示や通知を待つだけの仕事などありえません。地域の現状から施策や事業を考えることが大切です。町職員は、単なるサラリーマンではないと思います。役場の職員は、誰よりも地域のことを知っているはずです。現場でともに課題について考え、解決していく。そうした活動に率先して取り組み、自分の引き出しを多くしてほしいと思います。

そして様々な情報は、課長会・連絡会・ロゴチャット等を通して、職員間で共有する事。このことはもっともっと気を使ってください。アイジャンプやニュースなどの様々な情報ソースに多く接し、他自治体や民間、海外の動きも把握しておくなど常に情報に敏感であって欲しいと思います。当然ですが、他の課の事業であっても、関心を持ち、町の中で何が起きているのか認知しておくことが必要です。

二つ目は、職場の中に、根本的なムダがないか、改善点はないのかと確認しながら仕事をしてほしいということです。

簡素化、あるいは不要と思われる仕事はやめることも考える必要があります。従来のやり方(常識)を疑り、よりよい方法はないのかを考える。今後は、自治体DXの推進とともに考えることにもなっていきます。

役場のような小さな組織では、一人ひとりが前例踏襲ではなく、いかに変化変革をさせる気持ちで取り組んでいくかが大切です。

当然、気持ち良いあいさつと対応、明るい職場づくりも、常日頃から必要なことです。

そして、お互いに意見が言い合え、お互いに支えあうチームづくりを目指します。

組織体制の改善について、来年度からグループ制から係制に移行します。係制のメリットを最大限に発揮して、効果的な行政運営を目指します。

三つ目は、行政の質を着実に上げること、行政レベルを上げることです。

決して目立つ仕事をすればいいというものではありません。他の市町村から参考にしてもらえる施策を実施するなど、ある程度の政策的なインパクトのある成果を着実に出していくことが大事です。

何より具体的な成果を出すことで、町や役場の変化を町民の皆さんに見せていく必要があります。結果として、町のブランド力、知名度向上に繋がる、地域間競争を勝ち抜けるのではないかと思っています。

今年は、町の情報を小さな話題でも、どんどん発信していくことを心掛けてほしいと思います。町の事を知ってもらう、町民に情報を伝えることに力と入れていきます。
課題も沢山ありますが、私も全力で町づくりに取り組みます。

限られた職員での対応で、苦労も多くあると思いますが、創意工夫しながらチームワークをもって解決していきたいと思います。

管理職を始め職員の皆さんには、健康には十分留意をして、町民の皆さんに寄り添い、一緒になって町政を前へ進めていただきたいと思います。そして、健康には十分ご留意ください。

むすびに、今年一年が町にとっても、職員にとっても輝かしい一年でありますことを心から願って、仕事初め式に当たってのあいさつといたします。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。