令和6年新春初市あいさつ

更新日:2024年01月23日

新年明けまして、おめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

初市に当たり、輪番となっておりますので、西臼杵3町を代表してご挨拶を申し上げます。

皆さまには、日頃より、西臼杵地域の林業振興につきまして、格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。

そして、先ほど感謝状の授与されました購買者、出荷者の皆様、誠におめでとうございました。

昨年は新型コロナの感染症が5類に移行して、人の動きが活発になり、社会経済活動が大きく動きだした一方で、原油をはじめとしたエネルギー価格高騰に加え、円高の進行による原材料価格の上昇は、経済活動に大きな影響を及ぼしています。

林業においては、しばらく高騰が続いていたスギの平均単価は、昨年末の立方メートル単価が1年前と比較すると2千円ほど下がっており、今後の動向が気になるところです。

昨年末、宮崎日日新聞の記事に宮崎県の人口が103万人台となり、戦後の水準まで落ち込んだと報じられました。このまま人口減少が進むと地域社会や集落の維持、産業振興など多方面での影響が予想されます。

そんな中で西臼杵地域においては高速道路の整備が着々と進んでいます。一昨年の五ヶ瀬・高千穂道路に続き、昨年は蘇陽・五ケ瀬道路が着工しました。そして、今年2月には熊本県になりますが山都通潤橋ICが開通します。これらの整備が進むことにより、都市圏等への所要時間が大幅に短縮され、通勤圏の拡大による人口減少対策、円滑な物流や観光圏域拡大による経済効果など、いわゆる高速道路のストック効果が最大限に発揮されるものと思っています。

円滑な物流は林業の分野においても大いに効果が発揮され、西臼杵地域における産業振興に期待を寄せているところです。

西臼杵地域において、林業は最も活気のある産業の一つではないかと思っております。今後とも関係機関と連携しながら、様々な施策を効果的に推進し、林業活性化に向け取り組んでまいりますので、皆様のより一層のご協力をお願い申し上げます。

結びに、今年一年が皆様にとって希望あふれるよき年になりますよう、心から祈念申し上げ、ご挨拶といたします。