令和7年町長新春挨拶

更新日:2025年02月25日

小迫幸弘2025新年明けましておめでとうございます。町民の皆さまが健やかに新年を迎えられたことを、心よりお慶び申し上げます。

昨年を振り返りますと、2年連続で夏の平均気温が更新される異常気象に見舞われ、農作物の生育や住民の健康への影響が懸念される年となりました。また、肥料や資材費の高騰により農業経営が厳しい状況に追い込まれる中、地域の生産者の皆さまの懸命な努力により、五ヶ瀬町の農産物は引き続き高い評価をいただくことができました。地元選出の江藤拓農林水産大臣のご活躍を期待するとともに、国や関係機関と連携し、地域の基幹産業を支える施策に取り組んでまいります。

林業では、各事業者が雇用の安定に尽力される中、町としても再造林への支援や森林を活用した取り組みを進めてまいります。

観光分野においては、昨年12月20日に3シーズンぶりに、わが町の顔、日本最南端の五ヶ瀬ハイランドスキー場が再開し、多くの方々に喜ばれ、地域の活性化につながっています。今年も観光を通じて多くの来訪者を迎え、町の賑わいと経済の発展を目指してまいります。

また、交通インフラの整備も着実に進んでいます。九州中央自動車道の延伸により交通利便性が向上し、経済効果も高まっています。主要地方道竹田・五ヶ瀬線では、土生工区が開通し、残る波帰の瀬橋の完成が期待されています。これらの整備により、九州中央に位置する地の利を活かした新たな時代が訪れると確信しています。

暮らしを支える施策としては、水道施設の早期整備や町営住宅の新設、空き家の利活用を進めております。また、昨年4月に五ヶ瀬町国保病院を含む郡内の3公立病院が統合され、入院機能を分担する新体制が始まりました。これからも身近な医療機関として住民の生命と健康を守る役割を果たしてまいります。

さらに、町民の安心できる生活を支えるため、消防団の活動負担軽減や、結婚から子育てまでの切れ目のない支援体制の充実に努めております。特に結婚支援については、縁結びサポーターや地域団体と連携した事業を推進し、町の未来を担う世代を支えてまいります。

令和9年に開催される国民スポーツ大会宮崎大会では、本町が相撲競技の会場となります。これを機に町の魅力を全国に発信し、IUターンや交流人口の増加を目指します。「人」

を大切にし、「人」を育てる町づくりを進め、地域の絆をより一層深めてまいります。

本年も皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、五ヶ瀬町がさらに活力に満ちた町となるよう努力してまいります。

皆さまのご健康とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 地域情報係
電話番号:0982-82-1700
ファックス番号:0982-82-1720
​​​​​​​メールフォームによるお問い合わせ